あれは夏休みの終わりも近付いた頃だったと思うのですが……
珍しく、NHKのニュースに引き続いて始まった海外ドラマを、家族そろって見ていたのですが…… いえ、何だか平日だったように思うのです。何しろ小学生の頃でしたので詳しくはご容赦くださいませ(笑)
『火星人襲来‼』のニュースから始まったことを覚えております。
アメリカのとある地域に、突如現れた宇宙船が地球を攻撃しだしたというのです。
いまの時代ならともかく、50年ほど前のこと、……実際に米国での放映はさらにその何年か前だったことでしょう。
ネットもなければ、携帯もパソコンもなく、下手をしたら電話のない家もあった頃かと…… その少し前ですとテレビのない家も珍しくはなかったでしょう。せいぜいラジオくらいでしょうか、どの家にもあったであろうものと言いましたら…… いまでは考えられないようなことですね(笑)
そんな次第ですので、勿論そのドラマはモノクロ画像でした。それがまた真実味を増していたような気もいたします。
ともあれ、襲撃そして襲われる町のニュースが並々ならぬ緊迫感で放送される。ドラマの中では勿論ラジオ放送です。そして、その放送が途中で途切れ、クラッシック演奏に切り替わる。つまり放送事故が起きている訳です。
ドラマでは、それに耳を傾ける古き良き時代のアメリカの人々の姿が、同時進行で描かれておりました。
初めこそ、遠方の都市での出来事でしたが、「我々の科学力では歯が立ちません」といった報道、侵略の地が徐々に自分たちの住む地方へと迫ってくるのです。
不安に押しつぶされ「逃げよう!」と言い出す人々。
一番最初に「これはラジオドラマです」という断りを耳にしていた筈の夫婦までもが、いつの間にやら逃亡することに……❕
実際、ラジオ局には問い合わせが殺到したそうです。
「これはマズイのでは……?」との声が局内からも出る中、「それだけの反響があるってことじゃないか!」と、これを歓迎する強硬派。そんな対立等も交えつつ、物語は進んで行きました。
何にせよ、とても面白く、わくわドキドキさせられました……❕
だって、物語を語ったら、それが本当になった、ということなのですから……❕
――と言っても、逃げ惑う人々だけですし、その方たちは散々な目に遭ったということになるのかもしれませんが……
それはさておき、こんな物語を作り出せる人ってすごいなぁ‼ と只管感心したものです。
ご存知の方も多くいらっしゃることでしょう。
いまやSFの古典とも云われます、H・G・ウェルズの『宇宙戦争』
これを下敷きにしたラジオ番組を、かの名優オーソン・ウェルズが手掛けたというものだったそうです。
1938年のお話だそうです。
夢のある時代だったのだなあ、とも思うのですが、いまの時代でもこれほどまでに人々に影響を及ぼす作品が生み出されたら、それはまた素晴らしいこと……✨
いずれにしましても、居ながらにして別世界に誘ってくれる世界を与えてくれる作家の方々には敬意を払う次第です……‼
さて本日の1枚は『金貨の2』正位置
四つの元素の中では最も安定感のあり
現実的とも言われるスート「金貨」
そして、生まれたばかりのエネルギーが
なんとなく形作られたきたさまを表す
数値の「2」を持つカードです。
そのおおよその意味は
楽しい出来事
気晴らしとなること
といったところでしょうか……🎶
ともかくも
楽しく心躍るひとときの訪れが
期待できるようです……❕
気晴らしとなることは
ストレス社会とも云われます現代では
リフレッシュの為にも
重要なこととなりましょう。
楽しいことを心から楽しみ
すっきりと
気持ちを切り替え
新たな明日へと
向かっていけると良いですね……✨
こちら過去にも登場しております。
はい、こちらのエイプリルフールを見て
『宇宙戦争』のパニックを思い出した次第です(笑)
今日も良い1日を……✨
№223